イノベーションが失敗する2つの原因

今、企業が成長するために「イノベーション」が不可欠と言われています。
しかし、本当にそうでしょうか?

「イノベーション」を標榜して、企業の改革が起こせるのなら、

多くの企業がすでに大成功を納めているはずです。

しかし実際、そのよう話はあまり聞いたことがあません。

むしろ、「うまく行かない」 という話をよく聞きます。

このように「イノベーション」とは、掛け声だけの「かなり曖昧で、方法も効果が不明確なもの」という認識がないでしょうか?

あなたの組織では、「イノベーション」をどのように定義していますか?

イノベーションとは?

イノベーションとは、一体何でしょうか?

「イノベーション」を簡単に言うと

「革新そのもの、あるいは革新的な技術開発」
(ウィキペディアより引用)

と定義されています。

英語の「innovation」は、「新しい物の導入」という意味です。

語源は、ラテン語の「新たにする」という言葉に由来しています。

ですので本質的には、

「今までにない、新しいアイディアから社会的に意義のある新しい価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす変革」

を意味しています。

つまり、既存のモノ・仕組みなどに対して、

全く新しい技術や考え方を取り入れて、

新たな価値を生み出し社会的に大きな変化を

起こすこと

と言えます。

イノベーションは、起こらない

しかし、巷にあふれている「イノベーション」関する書籍には、

すでに成功した「イノベーション」

に対して

「どのようにしてできたか」

とういう、後付けの分析や見解が記されているものがほとんどなので、

本質的に考えたらこれをいくら真似ても、

「イノベーションは、起こらない」

ことは、子供でも分かります。

先に触れたように、「イノベーション」とは、

「今までにない革新そのもの、あるいは革新的な技術開発」

ですので、

「過去」をベースに考えている限り、

「イノベーションは、絶対起こらない」

わけです。

この、
「過去のイノベーション」を前提にしていることが、

「イノベーション失敗」の第1番目の原因です。

2番目は「イノベーションという錯覚」です。

クレイトン・クリステンセン著「イノベーションのジレンマ」によると、

「イノベーション」には

「持続的イノベーション」

「破壊的イノベーション」

があるとしています。

しかし「イノベーション」とは、

「今までにない革新そのもの、あるいは革新的な技術開発」

ですから「持続的」とは、矛盾します。

「持続」とは、過去を引き継ぎ継続させることなので、

「今までにない革新そのもの」である「イノベーション」とは定義が反しています。

確かに「持続的イノベーション」と言われると、すごく高度で耳障りが良いです。

具体的にどんなものなのか、目には見えませんから、

経営者やコンサルタントが言い訳をするのには、非常に都合の良いです。

「持続的イノベーション」が本当に「イノベーション」ならば、

事業や組織が存続すれば、

何でも「イノベーション」として成立する

という、ことになってしまいまいます。

では、真面目に、
本当に「イノベーション」を起こすには、一体どうすればよいのでしょうか?

イノベーションを起こす処方箋その1

「イノベーション」を起こすことは、

本当に可能なのでしょうか。

答えから先に言いましょう。

本当に「イノベーション」を起こすには、これら2つの逆をすれば良いのです。

具体的には、

過去ではなく、「未来から学ぶ」ことです。

「未来から学ぶ」ことを解説するために、2つの考え方をご紹介します。

1つは「時間は未来から過去へ流れる」という考え方です。

これは、古くは、チベット仏教の基本的な哲学でもあります。

一般常識では、

「時間は過去から未来へ流れる」

と考えるのが定説です。

しかしチベット仏教の中の、密教の即身成仏の原理は、

「修行して仏(ほとけ)になる」

ではなく、

「まず仏になってから、仏として修行する」

と考えます。

常識とは逆の考え、つまり

「なった後が先にあり、その後遡って辻褄を合わせる」

と考えなのです。

これは

「先に完成した状態があって、後から未完成の部分を作っていく」

という哲学です。

私たちは通常、

「原因は過去にあり、結果は未来にある」

と考えます(このような世界観を「因果律」と言う)。

しかし、

「原因は未来にあり、現在はその途上の結果である」

と考える考え方もあり、

こう考えることができれば、私達は、過去の様々な呪縛から解き放たれ、

新しい力、新しい価値観を得ることができる(このような世界観を「果因説」と言う)ようになります。

さらに脳科学的に言えば、脳の認識の変化が「結果」として、「原因」を書き換えることができ、

結果、その通りの未来になる、という現実を生む、ということが実験の結果から証明されています、

つまり、

「時間が未来から過去に流れる」

という考え方を受け入れられる人は、

未来の環境を現在に創造し、
後から未だ整っていない環境を創っていく

ことで、結果的に現実を支配することができます。

しかし、

そうでない人は、

過去を引きずり、結果、現実という環境に支配される

ということなってしまうのです。

「時間は、未来から過去に流れるという話」

を信じられる人は、その瞬間から人生観が大きく変わっていきます。

このように考え、未来を決めると、現実の行動が変わります。

これが本当に「イノベーション」を創り出す、本質的な概念です。

イノベーションを起こす処方箋その2

もう1つ、

プレゼンシング(未来と出会う瞬間)」という話をしましょう。

「プレゼンシング」とは、

「U理論」という問題解決理論の一部です。

「U理論」は、マサチューセッツ工科大学のオットー・シャーマー博士によって提唱されました。

世界の様々な領域の、著名なリーダーやイノベーターたちとの経験に基づき導き出された、統計的な理論です。

「プレゼンシング」の本質は、

「さまざなものを手放すことで、思考の中に空きスペースを作ることができ、

そこに新しい価値観を取り入れることができる」

という概念です。

別の言い方をすると、

「過去や偏見にとらわれず、

本当に必要な「変化」を生み出すことができる方法」

とも言い換えられます。

イノベーションとしてのデザインスプリント

本質的な「イノベーション」を起こすためには、この2つの考え方が不可欠なのですが、

残念ながら、この2つはあくまで「概念」なので、

実際に仕事の中で活かしていくことは極めて難しいのです。

そこで実際に仕事の中で使える、再現性の高い方法が必要になります。

それが、Googleで開発された「デザインスプリント」という枠組みとタスク集です。

「デザインスプリント」は、実際にcの社内のプロジェクトや、Google Ventures(Google傘下のベンチャー企業の投資・育成を専門的に扱う会社)で実践され、効果を出していいる新規事業開発の方法です。

ですから、この方法を使うと、

Googleのように、比較的カンタンに「イノベーション」が起こせます。

実際に私も半年以上前から取り組んでおり、自身のいくつかの課題が解決したばかりか、8つのプロジェクトを同時進行できるようになりました。

「デザインスプリント」を仕事に中に、真面目に取り入れるようになると、以下のようなことが起こります。

・プロジェクトや事業の本質的な問題が見つけやすくなる

・チームメンバーと意志の疎通がしやすくなり、風通しが良くなる

・風通しが良くなるので、課題解決が行いやすくなる

・課題解決が行われやすくなるので、チームメンバーのモチベーションが上がる

・チームメンバーのモチベーションが上がるので、

プロジェクトや組織への帰属意識が高まる

・帰属意識が高まると、仕事を自分ごととして捉えるので、

個々の能力が上がる

・個々の能力が上がると、全体としての生産性も高くなり、成果物の質が上がる

・成果物の質が上がると商品の質も上がり、売れる商品ができやすくなる

これを見ると、あなたは

「これは理想だよね。でも本当なの ?」

と思わるかもしれません。

しかしそう思われるのも、私にはよく分かります。

私も、あなたと同じような経験があるからです。

しかし、あなたも本気で取り組めば、必ず得たい効果が出ます。

ぜひ、「デザインスプリント」を学んで、本当の「イノベーション」を起こしてください。

実現するための敷居はとても低くいし、リスクは全くありません。

やるかやらないか、あなたの会社や組織が大きく前進するか否かは、

あなたの今の決心に全てかかっています。

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